■家紋

家紋はその家の印という意味で、

家の定紋(じょうもん)

家の紋章(もんしょう)」を略して、

一般に家紋と呼びます。

■家紋の表し方【技法】

大きく分けて「染め抜き紋」「描き紋」「縫紋」に分けられます。

●染め抜き紋
染め抜き紋には、

★白生地から染めるときに、

紋も染める「誂え紋(あつらえもん)

★色物などで染め上がった後から、

紋の部分の色を抜く「抜染紋(ばっせんもん)

★生地を染めるとき、紋の部分を丸く白抜きして染め残し、

あとから紋を書き入れるようにした「石持ち(こくもち)

●描き紋
地色により、きれいに抜染できないときに、

染料で形を描き入れるものです。

●縫い紋
刺繍で紋の形を表現したもので、

一般的に影紋が多く、

一つ紋、三つ紋など略式に用いられる。

★相良縫(さがらぬい)

★菅縫・須賀縫(すがぬい)

★芥子縫(けしぬい)

★蛇腹縫(じゃばらぬい)

など

■家紋の表し方【デザイン】

●日向紋(ひなたもん)

染め抜きの中で、一番権威ある表し方で、

五つ紋はこの方法です。  全体が白上がりで、

地色と同色の細い線で描いたものです。

男女とも正装用に用いられ、

陰紋に対して陽紋(表紋)ともいいます。

●陰紋(かげもん)

日向紋と同じ図柄の輪郭だけを、白い線で表したもので、

日向紋に対して、一般に略礼装で女性に多く用いられます。

●中陰紋(なかかげもん)

陽と陰を取りまぜた紋で、

葉陰紋(はかげもん)ともいいます。

●向う紋と裏紋

桜、梅などの花紋に用いられ、

正面から見て図案化したものを  「向う梅紋」、

裏の萼(がく)が中心に描かれたものを「裏梅紋」といいます。

●切りつけ紋

貼りつけ紋ともいい、

同じ地質の布にあらかじめ染め抜いた紋を、

糊で貼りつけたり、まわりをまつりつけた紋のことです。

紋の色が変色したときや、貸衣装などに用いられます。

その他

江戸中期に庶民の間で流行したもので、

しゃれ紋として使われています。

●覗紋(のぞきもん)

丸や菱の下半分に、紋の一部だけを描いたもので、

紋が輪郭から覗いているように見えるものです。

●比翼紋(ひよくもん)

組み合せ紋のことで、もとは相思の男女が互いの紋を

組み合わせてつけた紋のことです。

●崩し紋(くずしもん)

正式な紋を、好みで異なった形にして、

抽象化したものです。

●加賀紋(かがもん)

刺繍や染めで、枠や伊達を目的とした彩色紋で、

加賀染めの黒地に、彩色したところからこの名があります。

●伊達紋(だてもん)

しゃれ紋の一つで、女性の好みで作られた紋で、

家紋ではありません。

約束ごとがなく、花、草、文字などを文様化して、

色彩的なことが特色です。

■紋の数

●五つ紋

染め抜きの五つ紋が正式です。

男子礼装のきもの、羽織、女性の留袖、振袖、喪服の

背中央に一つ、左右外袖と両胸に一つずつの計五箇所につけます。

●三つ紋

背中央に一つ、左右外袖に一つずつの計三個所につけます。

やや略式で、女性の訪問着、色無地に染めつけます。

最近は、一般に色留袖も五つでは堅すぎることから、

三つ紋が多く使われています。

*まれに、背中央に一つと両胸に二つの、三つ紋もあります。

●一つ紋

背中に一つだけつける紋のことで、背紋と呼ばれ、

もっとも略式です。

女性は訪問着、色無地、羽織に染めや縫いで、

男性は袖、お召しの羽織に縫紋でつけます。

留袖や喪服、男子礼装には正式に五つ紋と決まっていますが、

それ以外のきものには、

取り立てて三つ紋、一つ紋と決まっているわけではなく、

好みによって付けてもかまいません。


価格表 <消費税込>

男初着 5,250 円
男物着物 7,350 円
女物着物 6,300 円
女物着物(ネーム代) 840 円
黒羽織 5,250 円
黒留袖 6,825 円
色紋付 一つ紋 6,000 円

縫紋・張紋 等、その他の価格は

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